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YouTubeショートで収益化は難しい?収益化条件や1000万再生された場合の収益目安も紹介!

近年、スマートフォンの普及に伴い、短時間で気軽に楽しめるショート動画の人気が急上昇しています。

特にYouTubeショートは、最長60秒(2024年10月以降は3分)の短い動画フォーマットとして注目を集めています。

2023年2月からは収益化も可能となり、多くのYouTuberや企業が新しいマーケティング方法として活用しているほか、副収入を得る手段として始める人も増えています。

しかし、「YouTubeショートで本当に収益を得ることができるのか」「収益化のハードルは高いのではないか」と疑問を持つ方も多いでしょう。

YouTubeショート動画は誰でも気軽に作成できますが、収益につなげるのはなかなか難しいと感じる方も少なくありません。

本記事では、YouTubeショートの収益化の仕組みや条件、実際の収益目安、そして収益化申請で困ったときの対処法まで、詳しく解説していきます。

これからYouTubeショートで収益化を目指す方にとって、役立つ情報をお届けします。

目次

YouTubeショートで収益化は難しい?

YouTubeショートでの収益化は、一般的な長尺動画と比較すると確かに難しい側面があります。

その理由はいくつかあります。

まず、収益化の条件が厳しいことが挙げられます。

条件の1つである「有効なショート動画の視聴回数が直近の90日以内で1,000万回以上」をクリアするのは容易ではありません。

例えば、週に3本の動画を公開している場合、1本あたり約28万回の再生が必要になります。

また、ショート動画の収益性は通常のYouTube動画と比較すると低くなります。これは、ショート動画の視聴時間が短いため、表示できる広告も限られるからです。

しかし、難しいからといって不可能というわけではありません。収益化を目指すためには努力と忍耐と時間が必要ですが、コンスタントに収益につなげるためには、ショート動画の特性を活かし、視聴者に求められる動画を作り続けることがポイントです。

YouTubeショートの収益化条件は?

YouTubeショートで収益を得るためには、まずYouTubeパートナープログラム(YPP)に参加する必要があります。

YPPの参加条件は以下の通りです。

YPPの参加条件
  1. チャンネル登録者数が1,000人以上
  2. 過去365日間の総再生時間が4,000時間以上または過去90日間のショート動画視聴回数が1,000万回以上
  3. YouTubeのコミュニティガイドラインに違反していないこと

これらの条件を満たせば、YouTubeパートナープログラムに申請することができます。

ただし、申請後に承認されるまでには数日から数週間かかる場合があります。

また、チャンネルの内容によっては収益化が通らない時もあり、その際はチャンネルの内容を修正して再度申請する必要があります。

また、収益化を行うためには、「ショート動画収益化モジュール」に同意する必要があります。

これはYouTube Studioの[収益化]セクションから行うことができます。

ショート動画で1000万回再生された場合の収益の目安は?

YouTubeショート動画での収益の仕組みは、通常の動画とは異なります。

ショート動画の収益化は、「クリエイタープール」に集約された広告収益を、視聴回数や使用された音楽のライセンスフィーなどを換算しクリエイターに割り当てるというものになります。

具体的な収益分配の流れは以下の通りです。

ショート動画の収益分配の流れ
  1. ショートフィードで表示される広告による収益は月ごとに合算され、クリエイタープールに集められます
  2. クリエイタープールにまとめられた広告収益は、収益化を行っているクリエイターたちに分配されます
  3. 自分が受け取る収益は、収益化対象となっているショート動画の、国ごとの月間視聴回数に占める割合によって決定されます
  4. 最後に、クリエイタープールから割り当てられた収益に45%という収益分配率が適用されます

実際の収益目安としては、YouTubeショート動画の広告収益は1再生あたり0.003円から0.01円程度と言われています。

例えば、仮に1000万回再生された場合

  • 最低収益:1000万回 × 0.003円 = 3万円
  • 最高収益:1000万回 × 0.01円 = 10万円

ただし、これはあくまで目安であり、動画のジャンルや視聴者層、広告主の需要など様々な要因によって実際の収益は変動します。

YouTubeショートの収益ランキングはこちら!

YouTubeショートで高収益を上げているジャンルやコンテンツタイプには、いくつかの傾向があります。特に以下のようなコンテンツが人気で収益性が高い傾向にあります。

人気のYouTubeショートジャンル
  1. ハウツー系コンテンツ:簡単なライフハックや短時間で習得できるスキルの紹介
  2. エンターテイメント系:驚きや感動を与える面白い瞬間の切り取り
  3. トレンド対応型:最新のトレンドや流行を取り入れたコンテンツ
  4. 教育系:短時間で役立つ知識や情報を提供するコンテンツ
  5. DIY・クラフト系:短時間で作れる手作りアイテムの紹介

これらのジャンルは視聴者の興味を引きやすく、エンゲージメント率も高いため、収益化の成功率も高くなります。

成功するYouTubeショートの特徴としては、冒頭の数秒で視聴者の興味を引きつけることが重要です。

視聴者が動画をスワイプするだけで簡単に次の動画を見ることができるため、冒頭で質問を投げかける、衝撃的な情報を与える、これから何が起こるのか予告をするなど、興味を引く工夫が必要です。

また、視聴者を離脱させないために、テンポとリズムが良い動画を作ることも大切です。

ショート動画は視聴者が早送りすることができないため、情報は短く、簡潔に伝えつつ、飽きさせずにテンポ良く進行することが重要です。

YouTubeショートの収益は何秒から?何秒でも収益化される?

YouTubeショートの動画の長さと収益化の関係について説明します。

YouTubeショートは、最大で60秒の動画として定義されています。ただし、2024年10月15日以降は変更があり、アスペクト比が正方形または縦長で長さが3分以内の動画は、ショート動画に分類されるようになりました。

収益化の観点からは、ショート動画の長さに明確な最低基準はありません。つまり、数秒の非常に短い動画でも、条件を満たせば収益化の対象となります。しかし、実際には視聴者の興味を引き、エンゲージメントを高めるためには、内容のある程度の充実が必要です。

ただし、注意点として、長さが1分を超えるショート動画で、種類を問わず有効なContent IDの申し立て(手動の申し立てを含む)があるものについては、全世界のYouTubeでブロックされ、収益化の対象外となります。

また、著作権付き音楽を使用しても収益は得られますが、使用する楽曲の数によってクリエイタープールに割り当てられる金額が変わります。つまり、著作権のある音楽を使用すると、その分だけ収益が減少する可能性があります。

YouTubeショートの収益化がオンにできない!どうして?

YouTubeショートの収益化をオンにできない場合、いくつかの原因が考えられます。主な理由と対処法を紹介します。

 

収益化条件を満たしていない

登録者数1,000人以上と過去365日間の総再生時間4,000時間以上または過去90日間のショート動画視聴回数1,000万回以上という条件を満たしているか確認しましょう。例えば、チャンネル登録者数は1,000人いても、「ショートではない公開動画の過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上」を満たしていない場合は、まだYPP(YouTubeパートナープログラム)に申し込めません。


  1. 動画の形式や長さが適切でない 動画のアスペクト比が横長になっているか、動画の再生時間が60秒以下になっていないことが原因かもしれません。アスペクト比を正方形もしくは縦長に設定し、動画の再生時間を60秒以下に変更しましょう。


  2. コンテンツガイドライン違反 YouTubeショートで収益化を行うためには、YouTubeのコンテンツガイドラインを遵守する必要があります。コンテンツガイドラインは、著作権侵害や不適切なコンテンツなどを禁止しており、これらに違反すると収益化が停止される可能性があります。


  3. ショート動画収益化モジュールに同意していない 「ショート動画収益化モジュール」はYouTube Studioの[収益化]セクションから同意できます。この同意がなければ収益化はできません。


  4. アカウントの審査状況 アドセンスアカウントには承認プロセスがあるため、申請後に承認されるまでに数日から数週間かかる場合があります。審査が完了するまでは収益化をオンにできないため、しばらく待つ必要があります。

これらの問題に対処しても解決しない場合は、YouTubeのヘルプセンターやサポートに問い合わせることをお勧めします。

YouTubeショートの収益化の審査はどれくらいで終わる?

YouTubeショートの収益化審査にかかる時間について説明します。

YouTubeパートナープログラム(YPP)の審査期間は、通常のYouTube動画とショート動画で基本的に同じプロセスを経ます。

アドセンスアカウントには承認プロセスがあるため、申請後に承認されるまでに数日から数週間かかる場合があります。

審査の所要時間は、以下の要因によって変動します。

YouTube審査の所要時間が変動する要因
  1. 申請の混雑状況:申請が集中する時期は審査に時間がかかる場合があります
  2. チャンネルのコンテンツ量:多くの動画がある場合、審査に時間がかかることがあります
  3. コンテンツの性質:グレーゾーンに近いコンテンツは詳細な審査が必要で時間がかかります

審査が長引いている場合の対処法は以下のものになります。

審査が長引いている場合の対処法
  1. 申請から1ヶ月以上経過しても結果が出ない場合は、YouTubeサポートに問い合わせることを検討しましょう
  2. チャンネルのコンテンツがガイドラインに準拠しているか再確認してください
  3. 審査中はコンテンツの投稿を継続し、チャンネルの成長を止めないようにしましょう

審査では、チャンネルの内容や動画の質が評価されます。

審査に合格すれば、YouTubeショートでも広告が表示され、収益を得ることができるようになります。

まとめ

YouTubeショートの収益化について、詳しく解説してきました。

確かに収益化の条件は厳しく、1再生あたりの収益も通常の動画に比べて少ないという難しさはあります。

しかし、ショート動画の特性を理解し、視聴者に求められるコンテンツを継続的に提供することで、収益化の可能性は十分にあります。

特に重要なポイントをまとめると、

YouTubeショート動画で収益化するポイント
  1. 収益化条件は「チャンネル登録者1,000人以上」と「過去365日の総再生時間4,000時間以上または過去90日のショート視聴回数1,000万回以上」
  2. 1,000万回再生で約3万円〜10万円程度の収益が目安
  3. 冒頭で視聴者の興味を引き、テンポのよい動画作りが重要
  4. 動画の長さに最低基準はないが、60秒以内(2024年10月以降は3分以内)に収める必要がある
  5. 収益化できない場合は、条件未達成やアスペクト比、コンテンツガイドライン違反などが考えられる
  6. 収益化の審査には数日から数週間かかることがある

YouTubeショートは、手軽に作成できる点が魅力ですが、一方で収益化のハードルは決して低くありません。

しかし、コンスタントに質の高いコンテンツを提供し続け、視聴者を惹きつける工夫を重ねることで、収益化の可能性は開けてきます。

また、ショート動画は単体での収益だけでなく、チャンネル全体の認知度向上やファン獲得の入り口としても活用できます。

ショート動画をきっかけにチャンネル登録者が増え、長尺動画の視聴にもつながれば、総合的な収益アップも期待できるでしょう。

YouTubeショートの世界はまだ発展途上で、今後も収益化の仕組みやアルゴリズムが変化していく可能性があります。

最新の情報をキャッチアップしながら、自分らしいコンテンツを継続的に発信していくことが、長期的な成功への鍵となるでしょう。

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